近年稀にみる連続投稿です(自分の備忘録的要素が強いのですが。)
今回は石破(いしば)茂・衆議院議員です。現在53歳。「軍事オタク」「キャンディーズの大ファン」とか言われますが、やるべきことはやっておられますので、全然それで良いと思います。

以下は、
石破茂ホームページ(動画)より、昨夏の衆院選前の街頭演説の模様を文字に起こしたものです。
石破氏は、全国ネットの番組では標準語を話しますが、地元・鳥取県では訛っておられますので、一部翻訳しています。
◆民主党の政策について
地方を犠牲にし、農業をアメリカに売り渡して、金さえ払えばそれでいい、そのような考え方の人たちに、この鳥取県を任せていいか?日本の国を任せていいか?私はそうは思わない。
民主党の皆さん方は耳ざわりの良いことを言われるが、その裏には、必ず恐ろしい考えが潜んでいる。
昔から言うように、「タダほど高いものはない。」「気をつけよう、甘い言葉と暗い道。」ってのはそういうことであります。
◆高速道路無料化について
あれもタダ、これもタダみたいな人は、絶対に信用がならんのであります。
高速道路タダになりますとは、結構なことを言いますが、先日、大きな地震が起こって、東名高速道路(静岡地区)が壊れました。一日で直そうということで、今一生懸命やりよります。だけど、あの銭はどっから出すですか?高速道路の通行料金から、壊れた高速道路の補修費が出るんです。
また、高速道路は借金で作ったから、その借金返しは高速道路の通行料金でやるんです。
道路タダって、ええ話みたいに聞こえるけれども、それは何を意味するかと言えば、借銭返しと道路を直す銭がなくなるって話であって、じゃあどうするだ?
この間、(鳥取県八頭町)日下部-見槻の道路ができたけれども、これから先、河原インター線ってのを作っていかなきゃいかんのだが、あるいは鳥取から豊岡-宮津の道路を作らないかんのだが、借金を返すために、これから先、地方の道路を作るのはやめます!というようなことを(民主党に)言われてたまるかっ!
我々地方のことをもっと真面目に考えろ!ということだと私は思いますね。
◆農家戸別所得補償制度について
民主党の皆さん方が、農家の皆さん!個別所得補償しますよ!一軒ずつ金払いますよって、たぶん言いに来ますけん、来たら言って下さい。「どうやって払うだ?」「なんぼくれるだ?」そして、「その銭はどこにあるだ?」聞いてもらったら、答えは無い!ある訳がない!
だって、米だけでなく、大豆も、柿も、梨も、牛肉も、豚肉も、全部の皆さん方に、これだけしか作ったらいけませんという目標を設定するですで。そしてまた、店屋さんで売れた値段と、作るのに掛った値段と、その差額を払うって言うんだけれども、店屋さんでなんぼで売れたか、それを作るのになんぼかかったか、全部帳面を付けんといけんですで。
そして証拠も全部取っておかないといけんですで、そんな面倒なこと誰がするだ?役場がするだか?農協がするだか?
米の生産調整だってみんなごっつい困っとるのに、全部のものに生産調整、本当にそんなことができるとは私は思わない。
私が大臣を務めた農林水産省は、この山川を良くしよう。これが一番大事であります。金ばらまくような話でなくて、どうやったらば高く売れるか、どうやったら安く作れるか、そのために政府がどうやって支援をするか、あるいは山川の村に住んでいる人が、医療・介護・福祉、そういうものがなかなかないなぁと、困っているときに、そういうものをどうやって手伝いするか、農林水産省という役所は、農業をよくすると同時に、農村をよくするってのが農林水産省の仕事ですから。
来年は、農林水産省、農村をようするために、地域をようするために、大きな予算をつけて、この私らの八頭町から、日本をようする。そういうつもりで石破茂はやって参ります。民主党に代わってもらわんでも結構。自民党を私がようして、自民党がええ日本を作ります。
◆国防政策について
北朝鮮の独裁者やら、ソマリアの海賊やら、インド洋のテロリストやら、世界には悪いもんがようけほどおって、そういうもんらに対して、嫌なこと・苦しいことはよその国に任せて、日本は何にもしたくないと、そういう日本であってはならないのであります。