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農(脳)的生活~のうてきせいかつ~

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えへん虫

インフルエンザが流行し始める季節になりました。

ここ数年、予防接種をするよう心がけています。
城東区に住んでいた時は、「行きつけ」の病院があったのですが、
地元に戻ってきましたので、近場で病院を探してみました。
なお、ご存知の方も多いと思いますが、インフルエンザの予防接種は
病気の治療ではなく、あくまで『予防接種』であるため、健康保険の適用外となり、
病院によって値段が異なります。

3つの病院に電話をかけて聞いてみたところ、

A病院(総合病院):3,675円
B病院(総合病院):3,150円
Cクリニック     :2,500円  と、それぞれバラバラでした。

日本国内で比較すると、1,000円台~6,000円台と、結構価格差があるようです。
この差の原因は主に、

①ワクチンの廃棄ロスコストが価格に転嫁されている。
②単純にワクチンの仕入れ値が、病院によって違う。
③お客さんを集めるために、敢えて値段を下げている病院がある。

ということだそうです。

ここで、少し補足すると、
①については、インフルエンザのワクチン1本には、大人2回分の量が入っており、
また開封すると消費期限が当日中であるため、その日のお客さん(接種する人)が
奇数人(大人の場合)だと、0.5本分のワクチンは廃棄せざるを得ないらしいのです。
この、廃棄ロスは価格に上乗せされるため、廃棄の多い病院ほど、値段が上がります。
③については、今後もその病院を利用してもらうための「客引き広告(バーゲン)」的
意味合いがあるそうです。

値段が違う理由は分かったのですが、ここで何点か思い浮かんだのは、

【1】インフルエンザに罹った時の医療費負担を考えると、予防接種を健康保険の
適用対象として、一回1,000円くらいでみんなが受けやすくすればいいんじゃ
ないのか?
【2】諸説あるが、大人は1回接種・子供は2回接種する必要がある。
大人の約2倍の費用が、本来最も守るべき子供達にかかってしまい、
子育てをする世代の人々(親)に負担となってしまう。
インフルエンザの予防接種に関しては、副作用の問題等、賛否両論あるため、
1994年まで実施された無料義務化に戻す必要はないと思うが、接種を希望す
る親の子供については無料化してもよいのではないか。
【3】ワクチン1本の量を一人使いきりの量目にすれば、廃棄ロスが出ないのではないか。

ということでした。
素人考えですので、恐らく、それぞれに理由があり、今の形になっているのだと思います。
今後、機会があれば調べてみようと思います。もしくは、ご存知の方がおられましたら、
教えていただければ光栄です。

ところで・・・本日、予防接種を受けようとしましたが、急にえへん虫が発生し、熱っぽくなっ
たのでお預けにしました。
皆様も、年の瀬のこの時期、風邪やインフルエンザにはお気をつけ下さい。
えへん虫_b0121905_036871.jpg

by kingpenguins | 2008-12-15 23:42 | 【政】